近江の国だけでも1,100ヶ所の城郭があると云われていることは、トップページでも触れましたが、各都道府県においても少ないところで500ヶ所、多いところで700から800ヶ所の城郭があります。
しかし、その多くは鎌倉時代から戦国時代にかけて築城されたもので、建物などは残っていません。天守閣などの建物が残っているのは全国でも数えるほどです。
こうしたことも念頭に置いて、城郭巡りの楽しみ方を多くの人に知ってもらいたいと思っています。
【その1 ただ、ただ見て楽しむ】
ただひたすら城を見て楽しむ。やはりこれが本道なのかもしれません。
【その2 目標を持つ】
国宝・天守閣4城、あるいは現存天守閣12城の写真を撮るのもいいですね。お城って本当に絵になりますから。人生すべからく目標を持つことは大切です。頑張りましょう。
ちなみに国宝4城とは、東から松本城、犬山城、彦根城、そして姫路城です。
現存天守閣とは、国宝4城に弘前城、丸岡城、備中松山城、松江城、丸亀城、伊予松山城、宇和島城、高知城を加えたもので、大阪城や名古屋城は入っていません。
大阪城や名古屋城は模擬天守閣なのです。いわば偽物というわけです。(^^)
【その3 石塁,土塁を楽しむ】
城郭の石塁(石垣)にはいろんな積み方があり、その幾何学模様は実に美しいものです。
天下普請といわれる大阪城や丹波篠山城の石垣の石には、その石を切り出した大名が判るように目印が彫り込んであります。これらを見て回るのも面白いですね。
石垣の積み方には、野面積、打ち込みはぎ、切り込みはぎ等といろいろあり、ひとつのお城でもいろんな積み方が使い分けられています。
また、関西の有名な城郭は石塁(石垣)の城が多いのですが、石塁(石垣)の替わりに土塁で造られた城郭も捨てがたい魅力です。スケールの大きな土塁で出会うと石塁より土塁が好きになる人も多いようです。
私はどちらかというと石垣よりも土塁が好きです。曲輪を取り囲む分厚い土塁、尾根を断ち切った大堀切、たまりません。
【その4 縄張りを観る】
「城は上を見るのではなく、下を観ろ」と云うぐらいです。上とは「天守閣などの建物」を指し、下とは「縄張り」のことです。
もともと城郭は敵の攻撃を防ぐために造られたもので、敵の攻撃をいかに防ぐか、攻めてくる敵をいかに迎え撃つか、といったことを意識して造られています。そういったことを考えながら城郭を観ると世界も広がります。
ポイントとして、
1.攻め手の気持ちになること。あなた自身が雑兵でも、足軽組頭でも、足軽大将でも構いません。気に入らないなら、総大将でも結構です。とりあえず、攻め手の気持ちになって城郭を見ると、縄張りを見ることのおもしろさが分かってくると思います。
2.城主になって、なぜこの地にお城を築いたかを考えるのも良いでしょう。
お城には軍事目的だけではなく、見張り、街道の押さえ、威光を示す、もちろん居住等々、いろんな目的がありました。
このお城は、どういった目的で築かれたのか、街道はお城に対してどの方角にあるかなどを見ていくと興味が倍増します。
お城の縄張りを観るの参考になる 縄張り研究〜虎口構造の発達を掲載していますので参考にしてください。
【その5 ひたすら城郭を廻る】
自分の征服欲を満たすため、あるいは人より多くの城郭を廻ることに生き甲斐を見つけ、ひたすら城郭を廻る。これには相当の根性がいります。当然休みは城郭巡りに明け暮れることになります。
わたしもその一人で、すでに奥さんからは見放されています。
根性いりますよ。(^^;
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