過去の発掘調査では大手道の東側に平虎口、西側には平虎口と枡形虎口が検出されています。これら虎口は既に環境整備が完成しており、現地で確認することができます。
ここで、ここれまでの安土山の南面における発掘調査結果を整理すると、安土城南面に虎口が3つ発見されたことにより、新聞などでは「安土城は平安京などに観られる三門形式だった」と報道されました。 |
ところが前述しましたように、今年度の環境調査に伴う発掘調査で新たに虎口が発見されました。
現地説明会の要旨は以下の通りです。
----------------------------ココカラ (1)新たに幅4.5m(排水溝を含む)の虎口が検出された。
虎口の西側水路沿いに柱間1.8m(6尺)の礎石が検出されたが、虎口東側には礎石がないことから、高麗門や薬医門のような門ではなく、長屋門のような門ではないかと考えられている。
いずれにしても礎石が小さいことから、大手道の3門と比較すると防御施設としては貧弱な門であったと推定される。
(2)幅1.8mの階段にともなって検出されたスロープは用途不明、馬でも登れるように配慮された可能性もある。
(3)検出された虎口から階段を経て登った曲輪は、大手道と百々橋を繋ぐ帯曲輪の中でも最も内堀側に突出した箇所であり、且つ最も高所にあることから、大手門と百々橋口を監視するのに適しており、監視目的の曲輪ではなかったか。
----------------------------ココマデ
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